うわさ ZFSのNative Linux moduleをインドの会社が2010年9月にリリースする?

phoronix.com Native ZFS Is Coming To Linux Next Month Published on August 27, 2010 Written by Michael Larabel より。

概要として、

  • Sun microsystems(現Oracle)がSolaris用に開発していたZFSが来月にはLinuxでNativeで動作するかも。
  • ZFSはSolarisの他に、OpenSolaris FreeBSD NetBSDにCDDLライセンスで提供されている。
  • だが、CDDLはLinuxカーネルのGNU GPLと相容れないためmainline kernelに統合はできなかった。
  • だけど2010年9月にはZFS moduleとしてFUSE無しで公にリリースされるだろう。
  • FUSEはユーザサイドでファイルシステムを動作させる際に有用で、既にZFS on FUSEがLinux向けに提供されている。
  • だがZFS on FUSEは性能面でどうしても劣ってしまう。
  • ちなみにアメリカのローレンスリバモア国立研究所ではLinuxのZFS Naitve実装されたポートがあるが、オープンソースではない。
  • KQ Infotechというインドの会社がNative ZFS Linux moduleを開発している。
  • このKQ InfotechはCDDLのZFSコードを単純にLinuxに移植している。
  • まだOracleからは法的な面の追求は行なっていない様。
  • ローレンスリバモア国立研究所のポートとは異なり、KQ InfotechのZFSバージョンは、ZFS Pool 18である。これはdeduplicationサポートなどは無い。
  • KQ Infotechはまた2010年9月15日前後にソースコードをリリースするとしている。
  • 対応バージョンは64bitのみ。Fedra12及びRed Hat Enterprise Linux 6 Beta 2向けのRPMも提供する。
  • Ubuntu Linux 10.04 LTSもサポートされるが、カーネルのコンパイルから始める必要がある。
  • 最後にZFSをLinux moduleで動作させることは法的に衝突する運命であり、使用に制限がある。KQ Infotechのソースはディストリビューションベンダーには採用されないだろう。
  • KQ Infotechには新しいZFS Pool 21以上に対応させるかどうかはっきりとしない。
  • 数年後にはBtrFS(Oracle開発)などのZFSと競合する次世代ファイルシステムが登場するだろう。

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危なくて使えねぇ…。