ZFSの開発者Jeff Bonwick氏がOracleを退社 – 元Sunの技術者が歯抜けのように…

journal.mycom.co.jp  ZFS開発者、Oracleを去る 後藤大地 2010年9月30日 より。

概要として、

  • Jeff Bonwick氏はSun microsystems時代からZFSを開発していた。
  • Oracle買収後も会社に残っていたが今回退職することになった。
  • 今後新規事業を立ち上げるかどうかは不明。

ありゃりゃ。またOracleからやめちゃった。せっかくZFSとBtrFSの両方にコミットできる優位な位置につけていたのに。

うわさ ZFSのNative Linux moduleをインドの会社が2010年9月にリリースする?

phoronix.com Native ZFS Is Coming To Linux Next Month Published on August 27, 2010 Written by Michael Larabel より。

概要として、

  • Sun microsystems(現Oracle)がSolaris用に開発していたZFSが来月にはLinuxでNativeで動作するかも。
  • ZFSはSolarisの他に、OpenSolaris FreeBSD NetBSDにCDDLライセンスで提供されている。
  • だが、CDDLはLinuxカーネルのGNU GPLと相容れないためmainline kernelに統合はできなかった。
  • だけど2010年9月にはZFS moduleとしてFUSE無しで公にリリースされるだろう。
  • FUSEはユーザサイドでファイルシステムを動作させる際に有用で、既にZFS on FUSEがLinux向けに提供されている。
  • だがZFS on FUSEは性能面でどうしても劣ってしまう。
  • ちなみにアメリカのローレンスリバモア国立研究所ではLinuxのZFS Naitve実装されたポートがあるが、オープンソースではない。
  • KQ Infotechというインドの会社がNative ZFS Linux moduleを開発している。
  • このKQ InfotechはCDDLのZFSコードを単純にLinuxに移植している。
  • まだOracleからは法的な面の追求は行なっていない様。
  • ローレンスリバモア国立研究所のポートとは異なり、KQ InfotechのZFSバージョンは、ZFS Pool 18である。これはdeduplicationサポートなどは無い。
  • KQ Infotechはまた2010年9月15日前後にソースコードをリリースするとしている。
  • 対応バージョンは64bitのみ。Fedra12及びRed Hat Enterprise Linux 6 Beta 2向けのRPMも提供する。
  • Ubuntu Linux 10.04 LTSもサポートされるが、カーネルのコンパイルから始める必要がある。
  • 最後にZFSをLinux moduleで動作させることは法的に衝突する運命であり、使用に制限がある。KQ Infotechのソースはディストリビューションベンダーには採用されないだろう。
  • KQ Infotechには新しいZFS Pool 21以上に対応させるかどうかはっきりとしない。
  • 数年後にはBtrFS(Oracle開発)などのZFSと競合する次世代ファイルシステムが登場するだろう。

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危なくて使えねぇ…。

OpenSolaris終了のお知らせ:OpenSolarisプロジェクトチームが解散

theregister.co.uk OpenSolaris axed by Ellison Long live SoLarry’s Solaris By Timothy Prickett Morgan • Get more from this author Posted in Servers, 13th August 2010 20:19 GMT

[osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM より。

  • OpenSolaris開発プロジェクトチームが解散させられた。
  • 今後はSolaris 11 Expressに注力する。
  • Oracleによって従来の方針から180度回転された。
  • 引き続きGnome, X11, IPS packaging, Apache, OpenSSL,Perlプロジェクトへの支援は存続する。

あのいざこざは何だったんだ? とりあえずIllumosが引き継ぐんだろうけど。

Oracle式ビジネス手法『Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える』もそうだけど、Sunを買収したのは良いが金になる技術・人材は既に流出していたか、このままでは買収金も回収できない可能性が出てきているせいで、社長の一声で買収金回収プロジェクトでも立ち上げたか?

The Registerの記事で、「Oracleは今後もCDDLやその他オープンソースライセンスには引き続きアップデートを提供すると語っているけど、誰が信じるんだ?OracleはRed HatのRed Hat Enterprise Linuxのロゴを置き換えてOracle Enterprise Linuxとして販売している会社だぞ。NexentaBelenixSchilliXのようにソースコードを提供している会社や団体とは違う」(意訳)と書かれているが、その通りだ。

既にSun microsystemsという会社は存在せず、OracleがSolarisの運命を操るのだから。

更新 2010年8月16日

[osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express
Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM

Oracle式ビジネス手法『Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える』

ITジャーナリスト星暁雄の”情報論”ノート Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える より。

OracleのSun microsystems買収の目的はJava関連の一連の知的財産だったわけで、Googleを筆頭に様々な大企業ににロイヤリティ徴収を仕掛けていくわけか。

さすがOracle、DB業界で培われたビジネス手法には感服しますなw。なんかかつてのUNIX商標問題を思い起こさせるニュース。

ちなみにリンク先のブログにニュースの分析が行われているので連続して読むことをお薦めします。

追加 2010年8月15日追加

jp.techcrunch.com GoogleはOracleのパテント訴訟を根拠レスと一蹴, オープンソースいじめの悪行と呼ぶ by Jason Kincaid on 2010年8月14日 より。

Goolgeからの反論及び関係者のコメントが掲載されている。

Javaの生みの親、James Gosling曰く、

Oracleがついに、Googleに対してパテント訴訟を起こした。意外なことではない。SunとOracleの買収交 渉の席で、われわれはSunとGoogleのあいだの特許の状況について、根掘り葉掘り聞かれた。そのとき、Oracle側の弁護士の目がきらきらしてい た。特許をめぐって訴訟を起こすことは、Sunの遺伝子情報の中にはない。やれやれ…。私はこの騒動に、巻き込まれたくない。

彼らの訴件の中に私の特許は、たった一つあるだけだ(RE38,104)。

ワロタ

追加 2010年8月17日

itmedia.co.jp Google、Oracleの提訴に反撃——Androidとオープンソースを防衛へ

Googleはandroid社を買収した際に注意深くDalvik VMを検証したんだろうな。

OpenSolarisのクローズボックス部分をオープンソースに置き換えるプロジェクト「Illumos」が始まる

sourceforge.jp OpenSolarisから派生した「Illumos」プロジェクト始動、OpenSolarisのさらなるオープン化を目指す より。

Illumos」について

  • もともとOpenSolarisのカーネルとユーザランドにGNUツールを組み合わせてネットワークストレージOSを開発した「Nexenta Systems」が始めた。
  • Nexenta OSの特徴はZFSGNUツールの組み合わせによる強固なストレージサーバを可能とする。
  • OpenSolarisはlibc_i18n、NFSロックマネージャ、Crypto Frameworkの一部がクローズドであり、Illumosではこれらをオープンにしていく。
  • クローズドだったlibcや一部のドライバの置 き換え作業中。
  • NFS/CIFSロックマネージャ、kcfモジュール、依存関係解決に取り組み予定。
  • 対応予定アーキテクチャ : x86、amd64、VMware、VirtualBox、SPARC
  • 順次対応予定アーキテクチャ : PowerPC、ARM

OracleがSunを買収した際に、OracleとOpenSolarisコミュニティとの間で行き違いのいざこざが起きており、その後Oracle側から継続を約束するとのメッセージを伝えたという出来事があった。

なかなかおもしろそうなプロジェクトである。

DellとHewlett Packardから「Solaris」搭載のサーバが発売される

computerworld.jp デルおよびHP、オラクルのOSと仮想化ソフトを再販へ より。

簡単な流れを。

  • OracleSun microsystemsを買収。SunのOS「Solaris」を手に入れる。
  • Oracleはこれまで「Miracle Linux」「Enterprise Linux」を販売していた。
  • 今回DellとHPから「Solaris」「Enterprise Linux」搭載のサーバが発表された。
  • また「Oracle VM」(多分VirtualBox…じゃなくてXenだw)も搭載するとのこと。
  • Dellはこれまで「Red Hat Enterprise Linux」を、HPは自社製UNIX「HP-UX」をサーバに搭載して発売していた。

HP製サーバにSolarisとかなんか鉄壁な組み合わせに感じるw(タンデムコンピュータのこと)。あとDellがOracle Enterprise LinuxにシフトすることでRed Hatは厳しい状況になりそう。これからエンタープライズ関連の動きが加速するかも。