OpenSolarisのフォークプロジェクトProject OpenIndianaが始動

phoronix.com Project OpenIndiana Has Been Detailed Posted by Michael Larabel on September 15, 2010
sourceforge.jp コミュニティベースのSolarisディストリビューション開発プロジェクト「Project OpenIndiana」発足 2010年09月16日 12:53 より。

Project OpenIndianaのページはこちらから。http://openindiana.org/

概要としては先日Oracleにより終了させられたOpenSolarisのフォークプロジェクトProject OpenIndianaIllumosよりもSolaris 11 Expressとの互換性を重視していくようだ。
ベースとなるIllumosはUbuntu 8.04のユーザランドとOpenSolarisのカーネルランドの組み合わせだが、Project OpenIndianaはOracle Solaris 11やSolaris 11 Expressとバイナリ・パッケージ互換を目指すらしい。

OpenSolaris終了のお知らせ:OpenSolarisプロジェクトチームが解散

theregister.co.uk OpenSolaris axed by Ellison Long live SoLarry’s Solaris By Timothy Prickett Morgan • Get more from this author Posted in Servers, 13th August 2010 20:19 GMT

[osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM より。

  • OpenSolaris開発プロジェクトチームが解散させられた。
  • 今後はSolaris 11 Expressに注力する。
  • Oracleによって従来の方針から180度回転された。
  • 引き続きGnome, X11, IPS packaging, Apache, OpenSSL,Perlプロジェクトへの支援は存続する。

あのいざこざは何だったんだ? とりあえずIllumosが引き継ぐんだろうけど。

Oracle式ビジネス手法『Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える』もそうだけど、Sunを買収したのは良いが金になる技術・人材は既に流出していたか、このままでは買収金も回収できない可能性が出てきているせいで、社長の一声で買収金回収プロジェクトでも立ち上げたか?

The Registerの記事で、「Oracleは今後もCDDLやその他オープンソースライセンスには引き続きアップデートを提供すると語っているけど、誰が信じるんだ?OracleはRed HatのRed Hat Enterprise Linuxのロゴを置き換えてOracle Enterprise Linuxとして販売している会社だぞ。NexentaBelenixSchilliXのようにソースコードを提供している会社や団体とは違う」(意訳)と書かれているが、その通りだ。

既にSun microsystemsという会社は存在せず、OracleがSolarisの運命を操るのだから。

更新 2010年8月16日

[osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express
Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM

Oracle式ビジネス手法『Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える』

ITジャーナリスト星暁雄の”情報論”ノート Oracleが「AndroidはJavaの知的所有権を侵害」とGoogleを訴える より。

OracleのSun microsystems買収の目的はJava関連の一連の知的財産だったわけで、Googleを筆頭に様々な大企業ににロイヤリティ徴収を仕掛けていくわけか。

さすがOracle、DB業界で培われたビジネス手法には感服しますなw。なんかかつてのUNIX商標問題を思い起こさせるニュース。

ちなみにリンク先のブログにニュースの分析が行われているので連続して読むことをお薦めします。

追加 2010年8月15日追加

jp.techcrunch.com GoogleはOracleのパテント訴訟を根拠レスと一蹴, オープンソースいじめの悪行と呼ぶ by Jason Kincaid on 2010年8月14日 より。

Goolgeからの反論及び関係者のコメントが掲載されている。

Javaの生みの親、James Gosling曰く、

Oracleがついに、Googleに対してパテント訴訟を起こした。意外なことではない。SunとOracleの買収交 渉の席で、われわれはSunとGoogleのあいだの特許の状況について、根掘り葉掘り聞かれた。そのとき、Oracle側の弁護士の目がきらきらしてい た。特許をめぐって訴訟を起こすことは、Sunの遺伝子情報の中にはない。やれやれ…。私はこの騒動に、巻き込まれたくない。

彼らの訴件の中に私の特許は、たった一つあるだけだ(RE38,104)。

ワロタ

追加 2010年8月17日

itmedia.co.jp Google、Oracleの提訴に反撃——Androidとオープンソースを防衛へ

Googleはandroid社を買収した際に注意深くDalvik VMを検証したんだろうな。

OpenSolarisのクローズボックス部分をオープンソースに置き換えるプロジェクト「Illumos」が始まる

sourceforge.jp OpenSolarisから派生した「Illumos」プロジェクト始動、OpenSolarisのさらなるオープン化を目指す より。

Illumos」について

  • もともとOpenSolarisのカーネルとユーザランドにGNUツールを組み合わせてネットワークストレージOSを開発した「Nexenta Systems」が始めた。
  • Nexenta OSの特徴はZFSGNUツールの組み合わせによる強固なストレージサーバを可能とする。
  • OpenSolarisはlibc_i18n、NFSロックマネージャ、Crypto Frameworkの一部がクローズドであり、Illumosではこれらをオープンにしていく。
  • クローズドだったlibcや一部のドライバの置 き換え作業中。
  • NFS/CIFSロックマネージャ、kcfモジュール、依存関係解決に取り組み予定。
  • 対応予定アーキテクチャ : x86、amd64、VMware、VirtualBox、SPARC
  • 順次対応予定アーキテクチャ : PowerPC、ARM

OracleがSunを買収した際に、OracleとOpenSolarisコミュニティとの間で行き違いのいざこざが起きており、その後Oracle側から継続を約束するとのメッセージを伝えたという出来事があった。

なかなかおもしろそうなプロジェクトである。

DellとHewlett Packardから「Solaris」搭載のサーバが発売される

computerworld.jp デルおよびHP、オラクルのOSと仮想化ソフトを再販へ より。

簡単な流れを。

  • OracleSun microsystemsを買収。SunのOS「Solaris」を手に入れる。
  • Oracleはこれまで「Miracle Linux」「Enterprise Linux」を販売していた。
  • 今回DellとHPから「Solaris」「Enterprise Linux」搭載のサーバが発表された。
  • また「Oracle VM」(多分VirtualBox…じゃなくてXenだw)も搭載するとのこと。
  • Dellはこれまで「Red Hat Enterprise Linux」を、HPは自社製UNIX「HP-UX」をサーバに搭載して発売していた。

HP製サーバにSolarisとかなんか鉄壁な組み合わせに感じるw(タンデムコンピュータのこと)。あとDellがOracle Enterprise LinuxにシフトすることでRed Hatは厳しい状況になりそう。これからエンタープライズ関連の動きが加速するかも。

Ubuntu Linux 10.04 Lucid Lynx にアンチウィルスソフトウエアをインストール

Windows環境では必須のアンチウィルスソフトウエアだが、Ubuntu Linuxなどデスクトップ利用主体のディストリビューションが普及してきている現状では、Windows向けウィルスソフトが感染しなくても中間宿主にはなる可能性が高いので今後は必要であろう。

個人向けに無料で利用可能なウィルススキャン・チェックソフトウエアを列挙する。

  • Clam AV : Linuxでは定番のウィルススキャンソフト。ホスティングサービスのメールサーバでよく動作している。apt-getでインストール可能。Clam-tkというGUIもある。
  • AVG Free 8.5 for Linux : Linux版及びBSD版が無料で利用可能。i386のみでamd64は無いがUbuntu Linux 9.10では正常動作した。
  • Avira AntiVir Personal free for Linux FreeBSD OpenBSD Solaris : Avira公式ページはこちらだが、Linux版が探せなかった。tarballをコンパイルしてインストールする。contribディレクトリにAvira gnomeアプレットがあるのだが、コンパイルしてインストールしてもSegment Faultで利用できなかった。コマンドライン上では正常動作。
  • ESET NOD32 Antivirus 4 for Linux : i386とamd64のバイナリ。専用GUIインストーラでインストール。デスクトップログイン時にスプラッシュが表示され、gnome通知スペースにアイコンが表示。
  • avast! Linux Home Edition : i386のバイナリのみだが、debパッケージがあるのでdebianやUbuntuでインストールは簡単。SMTPアラート機能がある。

2010年6月現在はClamAVとESET NOD32 Antivirus 4 for Linuxを併用。マシンスペックと検出率を比較しながら利用すると良いだろう。