AMDがOpenCL 1.1に対応した ATI Stream SDK v2.2配布開始

tcmagazine.com AMD delivers ATI Stream SDK v2.2 with OpenCL 1.1 support より。

Intelの発表に合わせて、AMDもOpenCL 1.1に対応したライブラリ ATI Stream SDK v2.2の配布を開始した模様。

概要は下記の通り。

  • OpenCL1.1に対応したATI Stream v2.2は、音声認識、ジェスチャー、表情認識技術など次世代コンピューティングエクスペリエンスに貢献する。
  • また将来AMD Fusion APUと統合し利用することが可能

OpenCL1.1に合わせて、SDKのアップデートした内容は下記の通り。

  • 対応OSを拡張。Ubuntu Linux 10.04やRed Hat Enterprise Linux 5.5が含まれる。
  • SSE2.xかそれ以降を搭載したx86CPUに対応し、CPUの多様性に対応。
  • LinuxやWindowsのコンパイラサポートの追加として、GNU Compiler Collection 4.1以降、Microsoft Visual Studio 2010 Professional Edition、Minimalist GNU(4.4) for Windows(MinGW)である。
  • Single-channelフォーマットのサポートで、GPU上のキャッシュへのアクセスがより柔軟になる。
  • OpenCLとDirectX10との相互運用性により、ユーザが結果をディスプレイで確認したい際の使い勝手を高める。
  • HPCや科学計算分野アプリケーションで有用なOpenCLカーネルでの倍精度浮動小数点演算サポートの追加

ATI Stream SDK v2.2のダウンロードはこちらのページから。

これまで常であったAMDのソフトウエア関連サポートの不備が改善されつつある。OpenCLとの相互運用性というのはnVidia CUDAよりも有用そうである。ATI Stream SDK自身の品質は今後の報告待ちか。

IntelがOpenCL向けSDKを年度末に発表 ただしCPUのみを利用する

hardware-infos.com Intel springt auf den OpenCL-Zug auf より。

概要は下記の通り。

  • Intelが自社製品向けにOpenCL SDKを2010年末に提供すると発表した。
  • OpenCLはKhronos Groupによって策定されたヘテロジニアスアーキテクチャ向けパラレルプログラムライブラリ
  • ヘテロジニアスシステムとは、CPU+GPUという異なるアーキテクチャシステムの組み合わせのこと。現在のPC向けCPUは、コア毎に機能に違いのないホモジニアスアーキテクチャ。
  • Intelは自社のCPU向けにAVXやSSEに対応させたOpenCL SDKを提供する。これで15%前後性能が改善する。
  • 現在IntelはCPUとGPUが連動したSDKは提供する意向は見られない。
  • だが疑問点として、Sandy BridgeのようなGPU統合型CPUでOpenCLを実行する場合はGPUの機能を活用するのだろうか?

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AMDはFusion APUでOpenCL環境を提供するといううわさがあるんで、Intelも時期が来たら提供はするだろうけど積極的に推進することは当面無さそう。