うわさ nVidiaはタブレット型端末のために新しいチップを作るのにTransmetaの技術を使う?

xbitlabs.com Nvidia Uses Transmeta Technology to Create New Chip for Tablets – Rumours. Nvidia Reportedly Works with Transmeta’s Code-Morphing Software [08/16/2010 04:20 PM] by Anton Shilov より。

うわさ nVidiaはタブレット型端末のために新しいチップを作るのにTransmetaの技術を使う?

by Anton Shilov

nVidiaは伝えられるところによれば、タブレット型端末やその他の小型モバイルデバイス市場でIntelのAtomマイクロプロセッサに対して競争するため、Transmetaによって開発された独自のコードモーフィングソフトウエア技術を利用したチップを開発しているという。

だけれどもnVidiaは自身のTegraシリーズSoCデバイスを2年前からリリースしており、そのプロジェクトは大変成功しているようには未だ見えない。いくつかの自社製品採用獲得はあるが、Texas InstrumentsやQualcomm、そしてその他のような競合他社はARMベースのSOCを携帯電話やタブレット型端末、セットトップボックスやその他低消費電力デバイス製品の最も巨大な供給会社として製品を出荷し続けている。nVidiaはその潜在能力を有するTegraファミリーラインナップの改良を続けている。しかしいくつかの非公式のソースはSanta Clara、カリフォルニアを起点とした会社もまたチップを開発中であり、それはx86アーキテクチャ業界でIntelのAtomベースSoCに対して接戦を繰り広げるであろうと主張している。

Bloombergニュース配信社によって引用されたその非公式ソースからの情報(※英文)は、nVidiaは「Intelのチップが動作する方法を複製したソフトウエアを使うTransmetaによって開発された技術を活用する」プロジェクトが進行していると主張している。nVidiaはTransmetaから特許を自身のものとして以来、これは会社が非x86チップをx86チップとして機能させることが可能なコードモーフィングソフトウエア初期の指標であろう。TransmetaがCrusoeやEfficeonマイクロプロセッサで普及に失敗したあとの2番目の挑戦である。そのSoCは伝えられるところによればタブレット型端末向けとして設計されている。

Google AndroidやNokia/Intel Meegoその他タブレット型端末向けのOSの多くの潜在能力を考慮するなら、(デスクトップPCやノートPCと異なり)Microsoft Windows OSの要求に激しく答える必要は無い。その結果として伝統的なPCに気まずくもx86を必要とすることもない。それ故、nVidiaがWindowsやそれを覆う数多くのコードモーフィングに確実に挑戦することは予想以上に驚くことである。

nVidiaがx86アーキテクチャをエミュレートするコンピューティングを保有するかどうかは完全にはっきりしているわけでなはい。ARMアーキテクチャベースのプロセッサは一般的にAMDやIntelのx86チップと比較して低性能であると受け止められており、かつてもし最も最新のARM設計によりx86をエミュレートすることが可能なら、最終的な性能は酷いことになるであろう。またnVidiaのスカラー型Geforce GPUでx86をエミュレートすることは良いアイデアには見えない。

それに加えてTransmetaのコードモーフィングソフトウエアは消費電力減少のための非常に洗練された技術であり、彼らがそれを使用することはnVidia TegraのみでなくGeforce、Quadro
、Teslaやその他の製品群の為だけに使われるということは無いと考えるのが論理的である。

nVidiaはこのニュースに対してコメントしていない。

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この手があったか。nVidiaやるなあ。TransmetaLinusが在籍していたことでも知られた会社で、低消費電力が得意としていたが、CPU以外のチップセットがかなり電力食いかつCPUが低性能で、結局IntelやAMDが低消費電力CPUやチップセットを開発してシェアを確保できず資産売却&知的財産売却で解散した会社。

Crusoe採用の富士通ノートPCが欲しかったんだよな、当時。

nVidiaの2010年第2四半期売上は第1四半期よりトータルで19%減少、GPU関連は29.5%減少。

xbitlabs.com Nvidia’s Graphics Chips and Core-Logic Revenue Drops 30% Weak Packaging Charges Continue to Hit the Company

jp.reuters.com 米エヌビディア第2四半期は赤字拡大、第3四半期は回復へ より。

概要として、

  • 2010年8月1日現在GPU関連の第2四半期売上は5億5,040万ドルで第1四半期7億8,090万ドルから29.5%の減少
  • Tesla等HPC関連とTegra・ロイヤリティ関連は増加したが、トータルでは19%の売上減少。
Nvidia Revenue Split for Q2 FY 2011 (in $ million)
Q2 FY2011 Q1 FY2011 Change
GPU Business (GeForce, IGP) $550.4 $780.9 -29.5%
Professional Solutions Business (Tesla, Quadro) $215.1 $189.7 +13.4%
Consumer Business (Tegra, royalties) $45.7 $31.2 +46.5%
Total $811.2 $1001.8 -19%

表の出典はxbitlabs.comから。

nVidiaやばいな。DirectX11対応GPUチップ出荷の遅れとライバルGPUチップの性能差がとうとう売上に影響し始めたようだ。さらに来年に向けてGPU統合型CPUがトレンドになるようだからかなり厳しいかも。

AMD/ATIのGPUシェアがnVidiaを追い抜く 更新2010年8月2日

cnet.com AMD tops Nvidia in graphics chip shipments

cnet.com Graphics chip market seeing big changes より。

  • Mercury Researchによると、2010年の第2四半期のディスクリートGPU市場において、AMDが51%、nVidiaが49%とシェアが逆転した。
  • なおGPU全体の市場ではIntelが54.3%、AMDが24.5%、nVidiaが19.8%である。昨年の同時期ではnVidiaは29.6%、AMDが18.2%であった。
  • その結果ディスクリートGPU市場でAMDが1位となり、nVidiaを2位に追いやった。

とうとうGPUボードのシェアがAMD/ATIとnVidiaが逆転した。Rambusの特許侵害による米ITCの輸入禁止の最終決定が下ったばかりなのに。具体的な数値がnVidiaの凋落を物語っている。nVidiaが8月頃にGF106を出荷する時期に、AMDはSouthern IslandsチップHD6000シリーズや、AMDのGPU統合型CPUデスクトップ版 FusionAPU「Ontario」の情報が出てくるだろう。

nVidiaは本業のディスクリートGPUを疎かにしないで、Tegraなんかにリソースを割いている場合ではないと思うが。AMDもサーバ関連はIntelに食われているので後に引けないのは同じか?

なお、xbitlabs.comにより詳細な内容が記事になっていた。

  • nVidiaの2011年第1四半期の総売上は10億ドル。
  • うち一般向け製品が7億8,090万ドル。
  • QuadroやTeslaなどプロフェッショナル向けが1億8,970万ドル。
  • Tegraやコンシューマゲーム機のロイヤリティが3,120万ドル。
  • nVidiaは経済問題とメモリコストの上昇が売上減少につながっているとアナウンスしている。
  • だが根本的な原因はDirectX11チップを一般市場に十分に供給できない点と、Fermiアーキテクチャの失敗にある。
  • AMDの売上増にはチップセット統合型GPUは含まれていない。
  • 一般向けコンピュータシーズンでは新学期(海外では9月が一般的)に向けて、appleがiMacでGeforce9400MチップセットではなくAMD Radeon HDに切り替えた。
  • nVidiaは急いでGF106やGF108などメインストリーム・エントリー向けのGPUを出荷すべき。
  • その間にAMDはHD6000シリーズを出荷するかHD5000シリーズをより多く揃えることができる。

Tegraはゲーム機のロイヤリティ含めても売上の3%・・・。

追加 2010年8月2日

各GPUメーカの2010年第2四半期マーケットシェアの概要を追加した。

Brief Graphics Market Overview for Q2 2010 – Market Shares in %
Data by Mercury Research
Overall Desktop Discrete Mobile Discrete Total Discrete
ATI/AMD 24.5% 44.5% 56.3% 51.1%
Intel 54.3%
Nvidia 19.8% 55.2% 43.7% 48.8%
Matrox <0.1% 0.3% 0.1%
S3 Graphics/Via 0.7%
SiS 0.7% 0

表の引用元はxbitlabs.comより。