Ubuntu Linux 10.10 Maverick Meeakat のアップデート失敗 – その後復旧

Ubuntu Linux 10.04から10.10にupdate-managerでアップデートを実行したが失敗した(スクリプトエラーを表示したままフリーズ)。その結果起動自体しなくなってしまった。

とりあえずシステムとデータの復旧は成功したので一安心。備忘録として手順をまとめておく。

  1. Ubuntu Linux 10.10のCDイメージをダウンロードしCD-Rに記録する。
  2. CDから起動後、通常のインストールに進み、partitionorの段階で既存のディスクにルートディレクトリとスワップ領域を割り当てる。
  3. Alt+ctrl+F2でコンソールを切り替え、/etcと/homeを別ディスクにバックアップする。
  4. またAlt+ctrl+F1でpartitionorに戻り、「パーティションをフォーマットしない」を選択する。すると/binや/sbin、/etcなどを削除するけど良いかと確認してくるのでOKする。
  5. しばらくインストールしリスタート。
  6. 無事起動するがRAIDやLVM設定ファイル等/etcディレクトリが標準に戻ってしまうので、ログイン後バックアップディスクからコピーする。
  7. 再び再起動すると起動時にRAIDやLVMパーティションを認識しfstabの記述通りにマウントする。
  8. 日本語パッケージのリポジトリなどを登録する。
  9. あとは足りないアプリケーションソフトウエアを追加インストールして完了。

さてASUS M2A-VMの環境で変化した点は、xorg Radeonデバイスドライバでcompiz-fusionが有効になるが、1920×1440以上の解像度では画面右端の表示が乱れる現象である。metacityでは発生しないのでmesa-driかxserver-xorg-video-radeonかどちらかの問題であろう。

 

Ubuntu Linux 10.10 Maverick Meerkatベータ版のレビュー

journal.mycom.co.jp 【レビュー】 Maverick Meerkatはどこまで型破りか!? Ubuntu 10.10をベータ版で試す 2010/09/13 佐々木宣文 より。

主な変更点は下記の通り。

  • インストーラのUIが変更。テーマは引き続きUbuntu Linux 10.04のLightが使用されているが修正される可能性あり。
  • Linuxカーネルバージョンは2.6.35。
  • GNOME 2.31
  • Btrfsのサポート(標準はext4)
  • Ubuntuソフトウェアセンターの改善
  • 標準の写真管理ツールをShotwellに
  • Evolution 2.30.2の採用
  • マイクロブログクライアントGwibberの改善
  • サウンドインジゲータにRhythmboxのコントロール機能を拡張
  • Ubuntu Oneの使いやすさを向上

個人的にはBtrFSが利用できるようになることでバグの洗い出しが一気に進むのではと期待している。XFSはstack overflow問題が解決できそうにないし、ext4は当分16TiB以上のストレージは作れそうにないし、Redhat GFS・GFS2は大げさだしね。BtrFSのLVMのような動的容量変更がファイルシステムレベルで可能な点、16TiB以上のストレージを扱える点が気に入っている。SSD対応やRAID機能はあまり重視していない。

Ubuntu Linux 10.04 Lucid LynxでLVM・ext4区画の拡張を行う

Ubuntu 10.04 Lucid LynxのRAID6にハードディスクを追加の続き。

RAID6の拡張が終わったので、区画の拡張を行う。Linuxでは、RAID6+LVM+ext4の組み合わせではマウントしたままの状態で容量の拡張(オンライン拡張)が可能である。

$ sudo pvs -v
Scanning for physical volume names
PV         VG      Fmt  Attr PSize   PFree   DevSize PV UUID
/dev/md0   Array00 lvm2 a-     5.46t      0 9.10t eAZgg9-1tAW-XY36-UmBc-LjGn-HXiG-aiIvZF

$ sudo pvresize -v /dev/md0
Using physical volume(s) on command line
Archiving volume group “Array00” metadata (seqno 2).
Resizing physical volume /dev/md0 from 1430795 to 2384659 extents.
Resizing volume “/dev/md0” to 19535131392 sectors.
Updating physical volume “/dev/md0”
Creating volume group backup “/etc/lvm/backup/Array00” (seqno 3).
Physical volume “/dev/md0” changed
1 physical volume(s) resized / 0 physical volume(s) not resized

これでPVが拡張で来たかを確認する。

$ sudo pvs -v
Scanning for physical volume names
PV         VG      Fmt  Attr PSize   PFree   DevSize PV UUID
/dev/md0   Array00 lvm2 a-     9.10t   3.64t 9.10t eAZgg9-1tAW-XY36-UmBc-LjGn-HXiG-aiIvZF

PV拡張完了。RAID6上のPVを拡張すると自動的にVGの容量も拡張される。次にLV区画をVG容量いっぱいまで拡張する。

$ sudo lvextend -l +100%VG /dev/mapper/Array00-lv00
Extending logical volume lv00 to 9.10 TiB
Logical volume lv00 successfully resized

ここまではコマンド実行と共に数秒で完了する。最後にext4区画をresize2fsを使って拡張する。

$ sudo resize2fs /dev/mapper/Array00-lv00

Filesystem at /dev/mapper/Array00-lv00 is mounted on /mnt/disk020; on-line resizing required
old desc_blocks = 350, new_desc_blocks = 583
Performing an on-line resize of /dev/mapper/Array00-lv00 to 2441890816 (4k) blocks.
The filesystem on /dev/mapper/Array00-lv00 is now 2441890816 blocks long.

3時間ほどで拡張完了。

$ df -h -T -P

/dev/mapper/Array00-lv00 ext4  9.0T  4.5T  4.1T  53% /mnt/disk020

容量も無事増加。

2010年5月7日から5月19日まで延べRAID6の構築に12日間かかったことになる。大部分は待ち時間であったが、RAIDアレイの拡張中(reshape)にハードディスクが1台故障するというトラブルが無ければ2日程度は短くなっただろう。

…と思ったら故障したハードディスクの交換品が今日宅配便で到着した。これからまたRAIDアレイの拡張作業に10日かかるんだな…。