Ubuntu Linux 10.04 Lucid LynxのLinuxカーネル kernel-ppa mainline 2.6.36 2010年9月8日版でOracle Virtualbox 3.2.8を動作させる。

Ubuntu Linux 10.04のkernel-ppaに、Maverick Meeakat用のカーネル2.6.36のdebパッケージがアップされていたのだが、Oracle Virtualbox 3.2.8のkernel moduleのコンパイルに失敗する。実際に動作させる方法を備忘録としてメモする。

1. Oracle Virtualbox 3.2.8をインストールする。

Oracle Virtualbox公式ページからLinuxホスト用バイナリパッケージを参照してインストール。

2. Linux カーネル 2.3.36をインストールする。

http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/daily/

.debファイルをクリックしてカーネルイメージとヘッダファイルをインストールする。ヘッダファイルはgeneric -> amd64の順番でインストール。

3. Virtualbox 3.2.8の修正パッチをあてる。

http://permalink.gmane.org/gmane.comp.emulators.virtualbox.devel/3134

上記のページ下部からAttachment (diff_vboxnetadp_vbox_3.2.8_linux_2.6.36) 3134-001.bin をダウンロードしておく。

$ sudo -s

$ cd /usr/share/virtualbox/src/vboxnetadp

$ patch -p0 < /ダウンロードしておいたディレクトリ/3134-001.bin

$ /etc/init.d/vboxdrv setup

これでモジュールが正常にコンパイル完了。

実はVMware Player 3.1を2.6.36で動作させることができなかったので乗り換えたw。しばらくすればVirtualboxのアップデートでパッチを充てなくても済むようになるだろう。あとGuestOSがWindowsVIstaやWindows7の場合サウンドドライバが見つからず音が出ないが、realteck.com.twあたりからAC97コーデックドライバをダウンロードしインストールすると音がなる。

Ubuntu Linux kernel-ppaにLinuxカーネル2.6.36が登場

http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/daily/ より。

Ubuntu linux 10.10 Maverick Meeakat用Linuxカーネルバージョン2.6.36がdebパッケージでダウンロード可能。

現在linux-headersと共にインストール中。

changelogはkernel.orgから読んで。

更新

カーネルバージョンアップデート後正常に起動し、xorg-edgers Radeonドライバも問題なく動作。ただしVirutalbox-oseは起動するが、vmware-playerは例のごとくiommc.cで関数名の書き換えが必要かつvmware起動毎にカーネルモジュールを再コンパイルする現象が発生したので2.6.36の使用は一旦終了。

Linuxカーネル2.6.35がリリースされる。ネットワーク負荷軽減機構やH.264ハードウェアデコードサポート

sourceforge.jp Linuxカーネル2.6.35リリース、ネットワーク負荷軽減機構やH.264ハードウェアデコードなどをサポート

linuxfoundation.jp Linux Weather Forecast より。

新しいLinux カーネル 2.6.35の新機能は主に下記の通り。

  • マルチCPU環境でネットワークスループットを向上させる「Receive Packet Steering(RPS)」および「Receive Flow Steering(RFS)」サポート。なお性能がアップするのは8コア以上からなので個人向けへの影響は今後だろう。
    http://lwn.net/Articles/328339/によると下記のとおり性能がアップ。

    • tg3 on 8 core Intel
      Without RPS: 90K tps at 34% CPU
      With RPS: 285K tps at 70% CPU
    • e1000 on 8 core Intel
      Without RPS: 90K tps at 34% CPU
      With RPS: 292K tps at 66% CPU
    • foredeth on 16 core AMD
      Without RPS: 117K tps at 10% CPU
      With RPS: 327K tps at 29% CPU
    • bnx2x on 16 core AMD
      Single queue without RPS: 139K tps at 17% CPU
      Single queue with RPS: 352K tps at 30% CPU
      Multi queue (1 queues per CPU) 204K tps at 12% CPU
      _
  • SGI開発のカーネルデバッグツール「KDB」の追加
  • メモリの断片化を軽減する「Memory compaction」の追加。使用中のメモリページを連続した大きなページに移動することでメモリ使用効率の改善を図るというもの。近年の大容量メモリ搭載システム向け。
  • カーネルモードセットドライバの改善。IntelのG45チップセットなどが備えるH.264およびVC-1デコード機能、Radeonドライバの各種改良など。
  • Btrfsでファイルシステムのキャッシュを通さずに直接I/Oを行う「Direct I/O」をサポート
  • xfsでI/Oが大量に発生した際の遅延ロギングのサポート
  • perfコマンドの改良
  • multiple multicast route tablesのサポート
  • L2TP Version 3(RFC 3931)のサポート
  • ST-Ericssonのモデムで利用されているCommunication CPU to Application CPU Interface(CAIF)プロトコルのサポート
  • ACPI Platform Error Interfaceのサポート(先日のUbuntu Linux 10.10 Maverick Meeakatのニュース参照)
  • Linux Software RAIDのRAID0⇔RAID10,RAID4,RAID5の引継ぎが可能になった。ただしRAID6については記述なし。
  • AMDの新CPU PhenomII X6 1090Tなどで採用された動作コアを減らす代わりに動作クロックを上げる「Turbo CORE」対応のCPUでpowernow-k8の「Turbo Boost」制御が可能となる。

2010年8月2日現在Ubuntu Linux kernel-ppa mainlineには2010年7月31日ビルドバージョンがある。

Linux kernel Changelog 2.6.35の解説は下記のページを参照。

http://kernelnewbies.org/Linux_2_6_35

Ubuntu Linux 10.04.1が8月12日にリリース延期

gihyo.jp 2010年7月23日号 10.04.1リリース延期・OneConf・SSLv2サポートの根絶・UWN#202・libvteのセキュリテイアップデート より。

Ubuntu Linux 10.04.1が7月29日にリリース予定と以前発表があったが、開発の遅れから当初の7月29日から8月12日にリリースを延期するとのこと。

ただバグフィクスは順調のようで、kernel-ppaでもmavericカーネルのバージョンも順調にアップしており、次のメジャーバージョンアップであるUbuntu Linux 10.10の完成度が高まるだろう。

Ubuntu Linux 10.04 Lucid Lynx カーネル 2.6.32-24-preempt + Radeon 1:6.13.99+git20100722.cd9351b0-0ubuntu0sarvatt~lucid xorg-edgerドライバでCompiz-fusion不具合 その後解決

Ubuntu Linux 10.04 Lucid Lynx カーネル 2.6.32-24-preempt でAMD 690Gチップセットを利用しているが、 Radeon 1:6.13.99+git20100722.cd9351b0-0ubuntu0sarvatt~lucid xorg-edgerドライバにバージョンアップすると、Compiz-fusionで画面描画が更新されなくなる問題が発生している。

マウスカーソルは反応するが、ウィンドウの再描画などが行われずデスクトップが静止画のような状態のままである。仮想デスクトップを移動しているアニメーションの間はデスクトップの再描画が行われているので、ドライバの問題であろう。

まずはLinux カーネルをUbuntu Linux kernel-ppa mainline から 2.6.34.1-maverick_amd64 にアップデートして様子を見る。

するとsyslogに豪快にエラーログを吐きながら起動するが、Compiz-fusionに切り替え自体に失敗したとダイアログに表示される。

しょうがないのでカーネルを元のバージョンに戻して、xorg-edgerドライバがバージョンアップするまで旧バージョンを使用するかCompiz-fusionを使わないかにする。

更新 2010年7月24日

xorg-edgerドライバで大量アップデート。

Radeonドライバは1:6.13.99+git20100723.aca0a866-0ubuntu0sarvatt~lucidとなった。またmesa-glxやmesa-driなどもアップデート対象。

アップデート後再起動したが、Compiz-fusionが使えないままである。何か大きな変化でもあったのだろうか。

更新 2010年7月25日

xorg-edgerのmesa-glx、mesa-driのアップデートが来た。RadeonドライバのCompiz-fusion問題は解消し、正常に動作中。結果としてはlibgl1-mesa-*関連のライブラリの問題だったようだ。早めのアップデートをお薦めする。