DDR3のスポット価格が2ドルに近づく – 今年最大の下げ幅となる

DDR3 spot prices close near US$2 Jessie Shen, DIGITIMES, Taipei [Tuesday 21 September 2010] より。

DDR3のスポット価格が2ドルに近づく

Jessie Shen
2010年9月21日

メインストリームである1Gbit DRAMメモリチップのスポット価格が本日9月21日下落傾向を続けており、1Gbit DDR3メモリが2ドル近くで取引されているという情報をDRAMeXchangeの開示された情報から明らかになった。

ブランドメモリ及び検査済ノーブランドメモリ(effectively tested – eTT)1Gbit DDR3メモリの両方が午後の取引中に平均2.09ドルとなった。その間、ブランド及び検査済ノーブランドの1Gbit DDR2メモリはそれぞれ1.77ドル及び1.83ドルであった。

1066MHz 1Gbit DDR3メモリのスポット価格は今年の3月以来最も速いペースでスライドしたとDigitimes Researchの半導体分野アナリストのNobunaga Chaiはコメントした。この継続的な価格の弱含みは、需要が供給と同じペースで増加していないことを暗にあわらしているとChaiは示した。

Chaiはまたこの第4四半期にDRAM価格の下落圧力があることを認識することが適切であるとサプライヤーの製品増産について警告した。Chaiは2010年の第4四半期に世界的なDRAM供給が需要を上回っていることを予測する以前の報告書を引用した。

サムスン電子の半導体部門社長のOh-Hyun Kwonは、PC市場の成長減速が原因によるDRAMチップの供給過剰は確実であるという最近のレポートを引用した。

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DRAMの価格下落が表面化したか。

うわさ nVidiaがGlobal FoundriesにTegraの生産を委託する? – TSMCからの報復はあるのか By SemiAccurate Charlie Demerjian氏記事

Nvidia signs up with Global Foundries TSMC not the only one anymore by Charlie Demerjian September 21, 2010 より。

nVidiaはGlobal Foudriesと契約した

TSMCはもはやたった一つのパートナーではない。
by Charlie Demerjian
2010年9月21日

nVidiaがTSMCを唯一のファウンドリパートナーとして癒着してきたが綺麗に剥がれた。nVidiaのCEOであるJen-HsunがIntel互換のx86チップを製造しないと頑なに主張していた。不幸にも、この文章は彼が2009年にFermiのモックアップを本物として掲げていたことと同じことが起きた。nVidiaのCEOはTSMCについて「最も友好的な国家」のようだと自慢するのが好きで、ファウンドリのロイヤリティが理由である。その利益はより大きな恩恵を与えていたが、誠実という言葉はnVidiaのメッセージからは読み取れない。SemiAccurateはTSMCから永続的なロイヤリティを宣誓していた時でさえnVidiaはGlobal Foudriesと交渉を行っていた証拠を見てきた。

交渉から1年も立たないうちに、nVidiaはGlobal Foudriesと最終的に契約したように見える。その理由は謎としてまだ多少隠されているが、それはGPUの為ではなく、ニュースソースはほぼ確実にTegraとARMベースチップのためであると語っている。

Global FoundriesはARMと非常に密に連携しており、SOI製造能力を持ち、次世代及び次次世代プロセッサについて競合他社から一つ抜きん出ているように見える。Global Foundriesは多分28nmプロセスの生産能力の余剰が殆ど無く、様々なボリュームの製品出荷のために低い生産量で長い時間生産されるだろうTegraはその余剰に完全にフィットする。

もしこのニュースが忠誠心のない輩からのリークならば、緑色のボーイたちはいくつか整合の取れない疑問を受けることを意味する。自身のファウンドリパートナーを騙すことを軽く見ていないだろうが、私はまだ罵声の嵐いっぱいの岩塩が充満したショットガンで暴言を撃ちまくるMorris Chang(TSMC元会長・台湾半導体業界の最重鎮)を見ていない。私はどんなことがあろうとnVidiaがファウンドリからの数多くのサービスを失うのを見るだろう。それは恐らく昨年まで彼らについて誠実だった会社が受けるより良い仕打ちであるが、なぜ会社の長期間のトレンドを破壊するのだろうか?

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ありゃー、またnVidiaやっちゃったよ。2009年のモック以降まただよ。こんな簡単に関係を崩してもいいのかな?

AMDの次世代GPUの「Barts」のメモリコントローラについて妄想してみる

semiaccurate.com Northern Islands Barts benefits to moar, bigger? by Stephen Werner September 20, 2010 より。

概要は下記の通り。

  • AMD Radeon HD6770について非常に期待されているが、いったいどのくらいの価格帯なのか?
  • Radeon HD6770もしくは「Barts」は256bitメモリインターフェースと噂されているが従来のRadeonの価格帯では128bitが通例だった。
  • 製造コストを上げてまでAMDは256bitを採用するのか、HD5770「Juniper」の2倍の帯域が必要なのか見ていこう。
  • まずはRadeon HD5770のGPU動作周波数とメモリ周波数を調整する。Crysisと3DMark Vantageの数値から見ていく。実際にはDDR5のECCによる帯域への影響が結果として出るかもしれない。
  • メモリクロックをテストが失敗しない数値まで増加させた。結果数値は動かない。ベンチマークを他の日にもう一度動かしても数値は動かないので結果には自信がある。

Vantageは8.3%のメモリクロックまでで不具合を起こした。 **全体の合計より大きい点に注意

  • これらのテストではAMD PhenomII X4 3.2GHz、4GBメモリ、Windows7 64bitを使い、CPUのボトルネックが発生していないことを似たようなベンチマークを使って確認している。
  • 結果GPUのオーバークロックはメモリのオーバークロックより効果的であり、DDR5のECCによる帯域への結果は出ていない。結果として合計で35%の性能向上ができた。
  • 興味深い点はCrysisのスコアである。GPUとメモリのオーバークロックは個別にオーバークロックしたときの合計よりも性能向上につながる。
  • この結果からHD5770はバランスの良い製品であるという明快な結果が出た。

他のGPUでも試す。

  • HD4890は二つのチップを載せているが、DirectX11対応ではない。もちろんメモリコントローラも既に古い。
  • 理論的にはHD5770とHD4890の間にはメモリ帯域により20%の性能差がある。
  • HD4890をだしたのはメモリコントローラの違いを測定するためではなく、メモリ帯域がHD5770の76.8GB/secに対して124.8GB/secと67%大きい点で比べた。
  • 注意して表の数値を比べてみて欲しい。二つのGPUボードには20%の性能差がある。

  • 興味深い点はHD4890のメモリ帯域により性能が100%拡大しているわけではないところである。それでも30%〜40%の性能向上は見られるのだが、HD4890はHD4870よりメモリは遅い。
  • HD4870はHD5770より50%もメモリ帯域が大きいが、これ以上速いメモリが必要ではない。よってメモリを速くしても少ししか性能は上昇しない。
  • 更にnVidia Geforce 9600GTと9800GTで比較する。両方とも256bitメモリコントローラである。スペックか下記のとおり。

  • 9800GTは9600GTにほとんどの点で優っており、9800GTのテクセルフィルレートや浮動小数点演算能力は9600GTに比べ62%も上である。
  • メモリフィルレートは9800GTと9800GTXはほぼ同じである。
  • 一般的に9800GTは9600GTより15%性能が上であり、その結果メモリの帯域上昇による全体の性能上昇は小さいことがわかる。

メモリ帯域増加によるコスト

  • X-bit labsはRV770のメモリコントローラサイズを4,000万〜4,500万トランジスタと計算している。これはRV770の全体のトランジスタ数の5%未満である。
  • RV770とJuniperは似ている点があり、メモリ帯域が増加することによりトランジスタ数が増加していない点である。
  • この意味はJuniperのメモリコントローラが2,200万トランジスタか全体のトランジスタ数の2%前後であることがわかる。
  • ダイサイズに何が占有しているかはわからないが、一般的なメモリコントローラのトランジスタ密度を知らなくてもある程度のトランジスタ数を見積もることができる。
  • ポイントとして、「メモリコントローラーは128bitと256bitでダイサイズの影響は殆ど無い」ということである。
  • ダイサイズのコストはその大きさが小さくなると歩留まりが少しだけ上がる。もしPCB基板のコストが1層あたり10ドル上がるとした場合、コストの大半はPCB基板が占めるだろう。
  • 9800GTと9600GTを比較することにより、シェーダ数とテクスチャユニット数が性能向上に有効な点がわかる。メモリコントローラを2倍にしてもダイサイズ上では2%〜10%の間に留まるだろう。
  • シェーダ数とテクスチャユニット数の増加は性能向上もあるがダイサイズを大きくしてしまう。だがほとんどのコストを占めるPCB基板のコスト上昇は抑えられる。
  • 数多くの選択肢からどの道を行くのかを決めており、AMDとnVidiaは自身のパートナーの粗利を壊すことなく自身の粗利を確保しているだろう。
  • 歩留まりは予測され決定される必要があり、適切なコストは目標としている性能カテゴリの主要な要素であり、バランスが必要である。

「Barts」は256bitメモリコントローラか否か

  • 「Barts」の競合製品が何であるか思い出すことは非常に重要だ。それはnVidia Geforce 460GTXで、「256bitメモリコントローラ」を持っている。
  • AMDがそのような製品に128bitメモリコントローラを採用した製品で競争することは無いだろう。
  • 「Cayman」シリーズのDDR5メモリコントローラが「Barts」の1,600MHz(x4)であり、25%しかメモリ帯域が大きくない点がそれを示している。
  • もし40%以上のメモリ帯域を上乗せしても全体の性能は10%未満であろう。
  • 256bitメモリコントローラは確かに20%の性能向上をもたらす。
  • ただ確かな点は「Barts」は他のアーキテクチャ改善を行っているだろう。より多くのメモリ帯域は性能向上を提供するが、GPUとメモリクロックを一緒に上昇させたときの素晴らしい性能向上を思い出して欲しい。

最後に誰もが新しいアーキテクチャはダイサイズが小さくなるとメモリ帯域の制限により性能が制限されてしまうだろうと思うが、より大きなメモリコントローラは「Barts」シリーズに性能改善の多大なる貢献をするだろう。

AMDは同意しているかって?あと数週間でわかるよ。

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とりあえずスケジュールがHD5000シリーズ時より1ヶ月遅れているようなので2010年10月頃発表・月末販売開始か?